•  温かみのある質感
    他の素材とも相性がよく、落ち着いた安らぎのある印象を与える木。疲労回復するという作用もあるといった説もあるようです。
  •  湿度の調整
    木には細胞膜があり何十万といった孔があり、そこから水分を吸い上げて生きています。加工後も湿度が高いときは水分を吸収し、乾燥すると水分を放出するなど吸う吐くといった呼吸を繰り返すので湿度を調整する作用があります。
  • 断熱効果
    コンクリートや鉄(熱や寒さを吸収し保つ)などより断熱性能に優れており、外気を調整しながら室内の気温や湿度を保ちます。
  • 強さ
    樹種により異なりますが、木材は比重が小さいので、強度を比重でわった比強度(同じ強さを発揮するのに必要な材料の重さの逆数、飛行機の材料などでは重要な特性)は 金属に比べても小さくありません。木は、しなやかさを持っており、しっかりと組むことで耐震性を持った構造になります。

 日本では、古来より木を用いて建築物を作ってきました。木は呼吸する性質を持っており空調調節をする作用をもっている等、 日本の気候に適しており、きちんとした手入れと定期的な修繕を行えば、千年もつと言われています。現存する歴史ある建築物の時間を経た建物の質感は大変魅力あるものです。
 木は生きて呼吸する為、腐る、狂いなどによる変形など、工業資材と比べ弱点もあります。工業資材や新しい素材を使うと、施工費も抑えられ施工技術も従来の施工より簡単にできる等メリットもありますが。しかし時間の経過による美観が劣化、生活していくにあたり密閉性によるカビの発生など問題点も指摘されております。
 近年木が持つ作用ー呼吸することにより空気中の湿気を調節する、またダニやカビの繁殖を抑えるなど、建築資材としてその存在が見直されています。
 古代より私たちが馴染んできた木。落ち着いた温かみのある質感を生かし、くつろぎと安らぎの空間を作ってみませんか。
 それぞれの木材が持つ特徴を生かして使うことで、価格を抑えながら木を使った空間を作ることをご提案いたします。